
向かい合う前に、まず同じ景色を見る。
カメラへ表情をつくるより、ふたりで話している時間を長くしました。歩幅や手の位置に、普段の関係性が自然に表れます。

近い写真と遠い写真を重ねると、場所まで思い出せる。
表情が見える距離だけでなく、海と空の広さが残る写真も撮影します。旅や散歩の記憶として見返せる並びを考えました。

最後には、撮影していることを忘れるような静けさが残った。
大きな演出を加えず、話し終えた瞬間や次に歩き出す前の間も残しました。完成した一枚だけでなく、海辺で過ごした時間全体が写真になります。